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凡人が解説系YouTuberとして収益を得た体験談

投稿日:2023年10月14日 更新日:

・ただの凡人が、解説系YouTuberを始めました

私は大学2年生の20歳の頃、暇を持て余していたことから、時事解説系のYouTubeチャンネルを開設しました。

やっていたことは、その日最も重要なニュースや注目すべきトピックを選び、私自身の言葉で解説するというものでした。

いわゆるVTuberのスタイルで、顔出しは一切行わず、声だけで活動していました。

この方法にした理由は、どうせ平凡な顔と声の私ではタレント的な売れ方はできないと思ったためでした。

「自分の解説」をより重視し、聞き手に理解してもらうことに力を入れました。

つまり、内容勝負でした。

本当に暇な大学生であったため、動画制作に慣れてからは毎日投稿をするほどの没入っぷりでした。

動画の内容は、最初にその動画内で最もキャッチーなシーンを流すという導入から、ニュースの概要、背景を説明し、最後に自分なりの解釈や考察・感想を述べるというシンプルなものでした。

 

・半年で収益化に成功!

私のチャンネルは、最初は全く伸びませんでした。

しかし試しに、面白く話せたと思う部分を切り取り、自己紹介用にまとめた動画を改めて公開したところ、じわじわと再生数が増え始めました。

その自己紹介動画をきっかけとして、「関連動画」の別の動画も見てもらえるようになり、半年後には無事に収益化条件をクリアすることができました。

チャンネル登録者1000人と再生時間4000時間という、当初には途方もない道のりだと考えていましたが、案外自分の思いよりも早く達成できました。

この活動によって収入を得ることができました。

貧乏な大学生としては、お小遣い程度だとしても非常にありがたいことでした。

生配信をした方が、スーパーチャット等でさらに儲かるのではとも思いました。

しかし、自らVTuberスタイルを選んでいたせいで、「生配信中の事故による顔バレ」が怖く、実践することはできませんでした。

また、編集でカットができない生配信では、自分の話術が実はそこまで流暢ではないことが明らかになってしまう、というのも実践できなかった理由の一つです。

・モチベーション維持の難しさ

この活動の中で、時間的な制約がないという利点がありました。

他のバイトと違って、自分の好きな時間に作業できることは、非常に魅力的でした。

しかし一方で、毎日の投稿は時折きつく感じられました。

そのため、自分のモチベーションを維持しながら続けることは困難でした。

後から振り返ってみれば、収益化のためにゲーム感覚で熱量を注げていた自分がいて、その目標が達成されてしまってからモチベーションが下がることが増えました。

ある種の燃え尽き症候群だったのかもしれません。

この活動で人間関係は特に増えませんでした。

動画投稿者は孤独であり、あえてコミュニティを作ろうとか、他のコミュニティに入ろうとか、思わなかったのです。

この点も、モチベを維持できなかった原因かもしれません。

他に仲間がいたら、刺激を受けてもう少し長く続けられたかもしれません。

時事解説系YouTuberは、解説力があり、かつ時間的な余裕を持っている人が向いています。

また、動画編集やLive2Dの技術を磨くことができる点も、大きなメリットでした。

ただし、先に述べた通り、何よりもモチベーションを維持できる人こそが、第一線で活躍し続けることができるのだと、強く思います。

 

・ただの凡人は、解説系YouTuberを辞めました

活動を通じて得られるスキルは多岐にわたります。

動画編集やLive2Dの技術を磨くことで、クオリティの高いコンテンツを制作する力が身につきました。

しかし、それ以上のものはありません。

あくまでもそのコンテンツの話で、誇れるレベルのものはありませんし、誰に見せても恥ずかしくない、そんな仕事でもありません。

やがて、自動音声生成ソフトが進化し始めます。

例えば「ずんだもん」等、可愛らしい女の子の声で勝手に喋ってくれるサービスです。

それによって元々魅力的でなかった私の男声が、よりどうしようもなく感じ始めました。

実際、視聴者数が伸び悩む状況にも直面し、やる気がより失われていきました。

維持できなかったモチベーションと相まって、ついにはYoTuberも辞めてしまおうという考えに至ったのです。

正確には、更新をしない状態になったのですが、実質引退をしました。

この活動を通じて、良かったことや楽しかったことも多かったですが、つらい時期の方が長かったように思います。

全ては私が凡人であったことに尽きると思います。

何か自分の中で尖っている部分、明らかに光っている部分があればよかったなと憂いています。

それでも、自分の興味や好きな分野について発信できることは、非常に貴重な経験でした。

無論、アルバイト程度の収入があったことが、一番ありがたかったです。

この経験は私にとって、将来の活動にも大いに活かされると思っています。

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