■業務内容など
カラオケ店従業員(店舗スタッフ)として勤務していました。
23歳から28歳まで約5年間勤務しておりました。
現在は退職し、別の勤務先で勤務しています。
男です。
社員から店長まで昇格し店長としては約2年勤務しておりました。
業務内容はカラオケ店の運営・マネジメントとなります。
アルバイトスタッフの雇用管理・売上管理・店内外の清掃等店舗運営に関わること全般が業務内容となります。
■自分の経歴
大学時代アルバイトにて4年間勤務していて、その時はつらい仕事とは感じず仲間と楽しく勤務していました。
レジ・厨房調理・料理とドリンクの配膳・退室した部屋の清掃・トイレや設備など店内清掃が主なアルバイトの勤務内容となります。
約半年も勤務すればある程度のすべての業務を経験し、約1年もすればアルバイトの中でもリーダーに近い勤務ができるようになります。
アルバイト時代は仕事を任されることがやりがいと感じていて、アルバイトの中でも主軸の一人となっておりました。
その後責任者へ昇格し、店長の推薦で社員へ昇格となりました。
■給与など
社員としての給料は総支給22万円、副店長で25万円、店長で30万でした。
給与として正式に評価されるのは店長からでした。
社員・副店長もボーナスの支給はされますが、インセンティブはつかず固定となります。
店長からは店舗の成績により評価されインセンティブとしてボーナスの上乗せがありました。
年収としては有名カラオケ店の中では店長であれば高い方かと思います。
■楽しいこと・辛いこと
社員時代に楽しいことはアルバイトスタッフとの交流でした。
アルバイトスタッフは基本学生が多く若い年代の子らとのノリ良く働くことは楽しかったです。
店舗内のスタッフの構成は店長・社員1人・アルバイト責任者2人・アルバイト30人程となります。
同時間帯の勤務責任者は平日の場合は1人で他がアルバイトであることが多く、その時間は自由に勤務が可能でした。
最低限の業務はする必要があり、アルバイトを管理することは必要ですがその範囲内でアルバイトとふざけることもできますし、責任者というだけでアルバイトから信頼を得ることもできます。
勤務後に飲みにいったりするのも楽しみの一つでした。
辛いことはやはり勤務時間です。
カラオケ店は10時から翌朝5時が通常の勤務時間で、お店によっては24時間営業の店舗もあります。
自分が勤務していた店舗は平日・日曜が10時から翌朝5時までの営業時間で、金曜・土曜のみ24時間営業となる店舗でした。
社員としての勤務時間は9時~20時・14時~23時・18時~翌朝3時・20時~翌朝6時の4形態での勤務で各休憩1時間となっており9時間~10時間の勤務が固定となっておりました。
給与には固定残業代が決められており、通常勤務は9時間で固定残業時間が100時間となっておりました。
残業は当然の仕組みとなっています。
勤務時間の厳しさはアルバイトスタッフの在籍数・質により大きく左右されます。
アルバイトの管理がずさんな店舗となると毎日12時間以上の勤務は当然のように発生します。
自分は管理が不得意ではなかった為、なんとか仕組みを構築し良い形を作ることができておりましたが、最短だと3か月で店舗の移動などがあり当然ですが管理できていない店舗へ立て直しとして駆り出されるため勤務時間は当然のように増えてしまいます。
また、責任者が少ないと一人の体調不良により連続勤務が発生することもあります。
自分の経験だと社員時代店長のインフルエンザへの感染による急遽勤務不可となり、当日・翌日が9時~20時勤務となっておりましたが、当日の20時~翌朝6時の店長の勤務が他に代わる人を捻出することができず9時から翌日20時まで連続勤務した経験もあります。
勤務時間の辛さはカラオケ店特有のものだと思います。
また、店長となれば店舗トラブルが発生した場合休みであっても駆けつけないといけない場合があります。
社用携帯を持つこととなりますが休みだろうが関係なく電話は鳴ります。
お客様からのクレーム・酔っぱらいの喧嘩等の警察を呼ぶことになった場合や、レジ金が高額で合わない場合等トラブルは多岐に渡ります。
お客様からの本社へクレームメールが入った場合はさらに上司からの説教を休みの日に聞く必要があり、休日を休日として過ごせないことが多いです。
それでも店長としての一番のやりがいは自分の店舗を作ることができるということです。
その上で勤務時間を気にせず店長として数字を上げていれば給与は上がります。
勤務時間や休日の対応等特に気にしないのであればブラックと感じることはないかもしれません。
■退職理由・現在の仕事と比較
自分が退職をした1番の理由は人です。
上司がパワハラのある上司でついていけないため退職を決めました。
別の理由として当時付き合っている彼女と結婚を考えており、結婚して子供ができた後のことを考えた場合子供に対して時間を設けるこることができないことも退職を決意する材料となりました。
現在の仕事は9時~18時までの勤務で週末も仕事ですが、子供の運動会や授業参観でも休ませていただける環境なのでのびのびと勤務することができています。
現在の仕事の同僚でもやはり職場の不満やブラックではないのかと言っている人もいます。
■総括
自分の経験ですが、20代でブラックを経験したことは結果としてよかったと思っています。
社会勉強をした期間と思っています。
だからこそ今の仕事がホワイトと思うことができています。
もちろんブラック企業で培える技術・経験はあります。
今は簡単に転職ができる時代ですが、ブラックでひと踏ん張りすることも経験となるのでした方がいいと思います。
ただそれで病気になってしまっては意味がないので、自分のメンタルと相談して決めてください。