【プロフィール】
職業名: 美容師
勤続年数: 10年間(22歳から32歳まで)
年収: 年収 400〜450万円、ボーナスは年2回、手当は交通費のみ
性別: 男性
・美容師を目指したきっかけと仕事内容
美容業界に入るきっかけは、親の影響でした。
母親が美容師であり、カットした前後でお客様の印象が全く変わる様を間近で眺めて、自らの手でお客様を喜ばせたいと思い美容師に憧れるようになりました。
美容専門学校に進学し、卒業後、美容室での修行をスタートしました。
美容師として、カット、カラーリング、パーマ、ヘアスタイリング、メイク、フェイシャルトリートメントなど、お客様の髪と美容に関連するサービスを提供していました。
また、お客様へのカウンセリング、商品の販売、予約管理も担当していました。
・仕事上のやりがい、辛い部分
美容師としての楽しさは、お客様が美しさと自信を取り戻す瞬間を共にすることができることです。
お客様との会話や信頼関係を築くことも魅力で、クリエイティブな側面を活かすことができました。
しかし、忙しい時期には残業が増え、体力的にも精神的にもつらい瞬間もありました。
立ち時間が多いため、それによって腰痛が発症し、自由に歩けなくなることも多々ありました。
また、クレームや注文が難しいお客様に逐一対処することもストレスの一因となっていました。
美容業界は時折ブラックな労働環境が指摘されます。
忙しい時期には始業時間も早く長時間労働が必要で、休日出勤も少なくありませんでした。
加えて常に自分の技術を磨き続ける必要があるため、働き始めの頃は、自分の自由な時間は殆ど無く、睡眠時間も削ってカットの練習をしていました。
また、美容室内ではチームワークが重要であり、助け合いや協力があるため、ヘルプが必要なところは率先して引き受けるなど、柔軟な対応が求められました。
美容師に向いている人は、コミュニケーション能力が高く、細かい作業に注意を払える人が適していると考えています。
お客様に対する気配りやセンスも重要です。
成功するためには、常に最新のトレンドや技術を学び続け、お客様に合った提案ができるよう努力することが大切であると実際に働く中で感じました。
・転職のきっかけ
美容師として10年間の経験を積んだ後、新たな職業に挑戦する決断をしました。
この転職の動機には、複数の要因がありました。
まず、体力的な負担やストレスが美容師としての日常において増大していたことが挙げられます。
忙しい時期には長時間労働や休日出勤が必要で、これが身体への負担と生活の質に悪影響を及ぼすことが多くなりました。
また、新たなキャリアへの興味とチャレンジ精神も転職を考える要因でした。
美容師としてのスキルや経験を活かしたいと思い、美容関連の商品やサービスの販売に従事する職に転身しました。
新しい職場では、前職と比較して労働環境が大きく変わりました。
休日出社や長時間労働の必要がなく、労働時間が安定しており、これによって生活のリズムが整い、ストレスが大幅に軽減されました。
お客様との関係性も長期的に築け、安定した収入を得ることができており、生活全般において充実感を感じています。
この転職により、体力的な負担やストレスの軽減だけでなく、新たなキャリアの展望と安定感を手に入れることができました。
・美容師として得られたもの
美容師としての経験を通じて、コミュニケーション能力、接客スキル、問題解決能力、クリエイティブな思考など、さまざまなスキルを磨きました。
美容業界では、お客様との円滑なコミュニケーションが不可欠で、お客様に最高のサービスを提供するためには高い接客スキルが求められました。
問題解決能力は、クレームや難しいお客様の対応に役立ち、柔軟なアプローチが必要でした。
また、美容業界は常に新しいトレンドや技術が登場するため、クリエイティブな思考が重要でした。
これらのスキルを次の仕事でも活かし、日々の業務に生かしています。
また、美容師として働く中で、同僚や上司、お客様との人間関係が非常に大切でした。
チームでの協力や助け合い、お客様に対する信頼関係の構築が成功するためには不可欠でした。
次の仕事でも、人間関係を大切にし、チームでの協力を大切にしています。
共に働く仲間との信頼関係は、業務の円滑な遂行に大いに貢献し、仕事の充実感を高めています。
美容師としてのメリットは、お客様との触れ合いや喜びの表情を見ることができる点です。
お客様が美しさや自信を取り戻す瞬間を共にすることは非常にやりがいを感じる瞬間でした。
また、自分の技術やセンスを活かし、おしゃれを提案することができるのも魅力でした。
しかし、長時間労働や体力的な負担、クレームのストレスなど、デメリットもありました。
転職後は、労働時間が安定し、ストレスが少ない環境で働ける点が大きなメリットとなっています。
これにより、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなり、生活全体が安定感を持ちました。