プロフィール
職業名 地元の飲食店でのパート
雇用形態 パート
勤続年数 3ヶ月
入社時の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 最低賃金(当時は800円)
退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 最低賃金(当時は800円)
性別 女
・ブラックバイトに出会ってしまった!
私は岐阜県に住んでいる40。
当時、地元で愛されている、そこそこ有名な飲食店でパートをすることにしました。
当時30歳で、下の子供が保育園にあがるタイミングで仕事を探していたところ、自宅の近くにあるその店の電気看板に「パートさん募集中!」ときらきら光る文字が見えました。
客として訪れた際、明るい接客でおいしいお店だったので、いいじゃん!と思って電話をしてみました。
「はいもしもし、え!パートの募集見てくれたの?ありがとう!今大将に代わるから待っててね。」奥さんと思われる人が、元気に対応してくれました。
いいお店じゃん!と思って大将と話すと、「早速明日、面接したいと思っているから履歴書を持ってきてくれる?忙しいからありがたいよ。」とのこと。
私は嬉しくなってせっせと履歴書を書いて、次の日の面接の用意をしました。
ただ、不穏な空気を感じたのはそのあとでした。
近所の駄菓子屋さんに子どもを連れていったのですが、その店主が「え!あそこで働くの?大丈夫??みんな辞めていくけど。頑張ってね。」と言っていたことでした。
・パワハラ現場を目撃。え?やばい職場?
履歴書を渡し、簡単な面接を終えた私は、翌日から早速働いてほしいとお願いされました。
「大卒の子が来てくれるなんて、すごいお店になったわね!」と喜ぶ奥さんを見て頑張ろうと思いました。
エプロンをして自転車で店まで向かい、店に入ろうとしたとき、「このバカヤロー!」と怒鳴り声が聞こえてきました。
業者さんでも来ているのかな?
怖くて嫌だなと思って覗き込むと、大将がもう一人のパート、Oさんをっているところでした。
私は震えました。
見事なパワハラ!
私の姿を見るとはっとしたのか「ごめんね、ちょっとこの人がひどい粗相しちゃってさ、入って!」とにこにこ。
もう、不信感しかありませんでした。
・ついに私も餌食に!パワハラ店主は誰にでも噛みつく
その日は優しく仕事を教えてくれました。
米を研いだり、おかずをセッティングしたり。
キャベツの千切りもありました。
ただ、仕事の量が膨大なのです。
「これを30分で終わらせてよ」どう考えても無理。
仕事中はオーダーを聞いたり食事を運んだりしますが、人気店なのでとんでもない客の数!
それをパート二人で回すのです。
Oさんが少しでも間違えたら「てめー馬鹿野郎!いつになったら完璧にできるんだよ!」と怒鳴られています。
そして、2時に昼の営業時間が終わったら、食器洗い、揚げ物に衣を全部つける、その他気が付いたところを掃除、とてんこ盛りの仕事。
これを1時間で終わらせないと叱られ、長く残っていると「のろま!役立たず!」とののしられるのです。
私は3か月我慢しましたが、Oさんから「5年たつけど、ずっと怒られているしひどくなったくらい」と聞かされ、辞める決意をしました。
・パワハラ職場に遭わないためには
現在は友達に紹介してもらった事務のパートをしていますが、みんな親切で、時間内に終わる内容の仕事です。
サービス残業もありませんし、怒鳴られることももちろんありません。
私が今回学んだブラック見極めポイントは、「いつでもパートの募集を出している、近所の人からいいことを聞かない、忙しいのに極端にパートが少ない、店長が無口または不機嫌」この4つです。
これに一つでも当てはまれば、働く前に偵察するなりネットで調べるなり、調査をしっかりする必要があります。
怪しいのに情報が集まらない場合は、その店がやばい店で、みんなが口をつぐんでいる可能性があるので辞めたほうが賢明です。
みんながブラック職場に出会わないように、私はこの話を友達や家族(特に子供)によく話すようにしています。
おいしい料理を出すお店が働きやすいお店ではない!これは間違いのない事実です。