職業名 官公庁の会計年度職員
雇用形態 パート
勤続年数 10年
入社時の年収。(ボーナス、インセンティブ含む) 780円
退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む)。 155万円
性別 女性
私は地方の官公庁で会計年度任用職員をしている女性、41歳です。
会計年度というと堅苦しいですが、いってみればパートタイマーです。
勤続年数は10年、年収は現在155万円です。
そのうちボーナスは少ないですが年間12万程度あります。
ボーナスは今まではありませんでしたが、働き方改革が叫ばれてから支給されるようになりました。
最初は年で6万くらいでしたが、今は12万円です。
勤務時間は6時間。
朝9時から夕方4時までです。
子供が学校に行ってから出勤し、帰ってくる頃に帰宅できるのでちょうどいいです。
月曜から金曜まで仕事で、土日祝日は休みです。
なぜこの仕事にであったかというと、結婚出産出前の会社を退職したのが一番の原因でした。
当時は仕事なんてめんどうくさくて、さっさと主婦になってしまおうと思ってやめたのですが、結局子供にお金がかかるので働き始めることにしたのです。
友達の旦那さんが公務員として勤務しており、その紹介でした。
仕事は、メール便といって課内でやり取りする書類をメール室に運ぶこと、たまに発生する仕事の助っ人、以上です!
あとは自分を高めるためにパソコンの勉強をしたり、関連のある本を読んだり(実質、ただの読書)、大変充実した毎日を送っています。
職員さんでも暇そうなひとがたくさんいるので、パートに仕事なんてたくさんあるわけないんです。
それでも一人前に有給をもらえますので、私は昨年からの繰越も含めて、年間40日休めることになります。
前日や当日に急に休んでも何も言いませんし、むしろどんどん休んでと言われます。
職員さんは私に興味がないので、仕事をしているかもチェックしていませんし、叱られることもありません。
私の課はこんな感じでド暇なのです。
窓口対応する課もあり、そちらは休日返上で働き残業も当たり前と聞きましたので、すごくラッキーだと思います。
そういう意味では超ホワイトです。
でも常に動いていたい人にはしんどいかもしれません。
私は座りっぱなし、ぼーっとしっぱなしでも平気なので、10年間も続いています。
同じように暇しているパートさんがたくさんいるので、廊下やトイレでおしゃべりしたり、一緒にランチをしたり、毎日がとても楽ちんで仕事している感じがしません。
たまにもらえる仕事でも、本当に誰でもできるような雑用なのですぐ終わります。
民間ならクビになってもいい存在だと思いますが、官公庁のありがたい恩恵にあずかっています。
向いている人は、一日中話すことがなく仕事がなくてもうまく時間をつぶして有効活用できる人、時間に追われている主婦だと思います。
なぜ時間に追われている人が向いているの?と思うかもしれませんが、職場にいるときだけはゆっくりすることができるからです。
そしてそこそこお金も稼げます。
子供が風邪をひいてもすぐに休めます。
逆に働き甲斐を求めている人は来るべきではありません。
働き始めたころは、大卒で一部上場企業に勤務していたのに、なぜこんなところにいるのか悩んだこともありました。
しかし、自分の役割をみつめなおすと、こんなよい職場はないと思えるようになったのです。
私の場合は母親という役目が最も重要なのです。
親が近くにいないので、家のことはすべて私の責任です。
旦那は激務なので子育てにはノータッチ。
どうしても近場で楽なところで働くことしかできませんでした。
いいこともあります。
市の機関なので、重要な書類をもらったり、申請をしたりが簡単にできます。
銀行も郵便局も近くにあるので、お昼休みにすぐに用事を済ませられます。
通勤は自転車圏内なので、ちょうどいいエクササイズになり、中年太りとも無縁の生活が送れます。
ブラック職場で心が病む人がいる中、私は幸せだと思っています。