学校・保育・教育の体験談

夢だった保育士になった体験談。実際の現場は…

投稿日:

・保育士として働いていた期間

20歳~24歳の頃。

勤続年数は、4年間。

現在は退職している女性です。

 

・良かったこと、楽しかったこと

保育士として仕事をしてよかったと思うことは、やはり子どもたちの成長を身近で一緒に感じ目で見て喜べるというところです。

保護者の方は、仕事があり、保育園であったことを伝えて成長を一緒になって喜ぶという形にはなりますが、その子たち一人ひとりが毎日の生活の中で、様々な経験を通して「昨日できなかったことが今日はできた!」その喜びを一緒に味わって、共有できることは何よりも私自身の中でよかったことであり、楽しい毎日を過ごせたことに変わりないことだと思っています。

また、保育士の仕事をしていて、0歳~5歳までのお子さんを預かることができ、担任として仕事をさせて頂いているクラスの子ども、延長時間になるとその他のクラスの子どもたちとも一緒に過ごせる時間があり、その時間にも異年齢ならではの会話、遊びを一緒に楽しみながら、毎日の発見が沢山あったことも楽しい仕事だと思えた1つです。

涙ながらに、1番の感動を与えてくれるのは、やはり卒園式です!

入園してきた子どもの写真を見ながら、ビデオレターを制作したりしながら、担当させて頂いた先生と「こんなことあったね」と話しながら、1人1人との思い出を振り返る時間は本当に貴重な時間でした。

卒園式当日には、その記憶が一気に頭を駆け巡り、毎年自分が担当した子どもたちが卒園していく姿を見て職員一同、涙を流していたことはとても印象に残っています。

卒園後も、保育園に遊びに来てくれる子たちもいて「先生来たよ♪」と声をかけてくれ、小学校での出来事などを成長した姿で話に来てくれることも、仕事をしていてとても励みになることでした。

 

・大変だったこと

仕事をしている中で、楽しいことや良いこともたくさんある反面、大変だと感じることも私の中ではいくつかありました。

1つ目は、カリキュラムを立て、次の日の製作活動の準備をすることです。

今現在では、カリキュラムを組んでクラスの子ども全員で制作をするという時間をとることも減ってきていると私の周りの保育士の方からお話は聞いています。

残業がほとんどの毎日だったため、自分の勤務時間が終わってから保育所で残業をしたり、残業している時間内に間に合わなければ家庭に持ち帰ってからの持ち帰り残業が多かったので、家に帰ってからも休む時間がない!という経験は大変だったなと感じます。

2つ目は、保育士といえば子どもと製作をしたり、外で一緒に身体を動かして遊ぶというイメージが強いかと思います。

しかし、実際の仕事内容は、子どもたちが保育園にいる時間はそのイメージで合っているのですが、帰った後には1人1人の1日の生活を記録するという仕事や、月の記録などを記入する仕事が沢山あります。

そのため、1人で30人近くの子どもを担任していた時は、記録に追われるということもありました。

一人ひとりにあったカリキュラムや、今日はこれができたから、明日はこうしていこう!といったカリキュラムを考えるのは楽しいと思うこともありますが、やはり抱える人数が多ければ多いほど、大変で関わりをしっかりと持てているのかと不安に思う日もあり、そこからのプレッシャーで家での就寝時に、記録ができていない・・・!といった夢を見て飛び起きることもありました。

 

・向いている人。

保育士の仕事に向いている人は、先ほどまでお話ししていた、良かったこと。楽しかったこと。大変なこと。

この3つのことを、楽しくこなしていける人ではないかと思います。

子どもが好き!というのは、大前提のことだと思いますが、やはりそれ以上に記録や1人1人と向き合って成長することを手助けしていけるような存在でいないといけないので、責任感をもっている人というのも、保育士として必要だと思います。

私が経験していた頃よりも、保護者の方からのクレームなども多数出てきていることも事実です。

子どもとの関わりもそうですが、保護者の方とも円滑に話ができるコミュニケーション能力も必要でしょう。

 

・保育士の人間関係

私が働いていた職場では、男性の職員がいませんでした。

職員全員が女性ということもあり、いろいろな人間関係でのトラブルを目にすることも多々ありました。

しかし、どのような職場で働くことになったとしても、人間関係でのトラブルはきっとどこかで出てくると思います。

私のように、女性の職場だったからいろいろな問題があったという考え方もありますが、男性の職員がいたとしても職場でのトラブルや考え方の違いなどでぶつかってしまうことは、仕事に向き合っている以上出てくることだと思います。

同じ職場の中で、自分の考え方と合う人と担任を組むとなれば、仕事はしやすいとは思いますが、新しい発見として違う意見の先輩と共に成長できることができれば、もっとより良い保育ができるのではないかと思いますので参考にして頂ければと思います。

-学校・保育・教育の体験談
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

【体験談】保育士を続けられる人と続けられない人

・24時間勤務の保育園に勤めていた時のこと。 私は認可外の保育園に勤めっていたことがあり、そこの園は勤務形態が特殊で実働18時間の24時間勤務の園でした。 本当に大変な勤務形態だったのですが、認可の園 …

no image

中校学教師を辞めた話、残業、休日出勤で鬱になる

■教師になった理由 私は数年間だけですが中学校の教職員として働きました。 理由としては漠然と昔から教師になりたかったということと、人に何かを教えてあげるのが好きだったためです。 教育大学に進んだため、 …

no image

大阪の大手塾はサビ残当たり前の超絶ブラックだった!!

プロフィール 職業名 塾講師 雇用形態 正社員 勤続年数2年 入社時の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 320万円程度 退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 340万円程度 性別 男 &n …

no image

新任教師の地獄のような話。退職するまでの体験談

◎教師になった バレーボールを小さい頃からやっていて、小中高とバレーボール部員として、キャプテンとしてチームを引っ張った成果がみのり、大学は特待生として授業料免除で入学しました。 大学ではかねてより、 …

no image

保育園と幼稚園、勤めるならどっちが良い?

《幼稚園に勤めて思う事》 最初は新卒で幼稚園に勤めました。 自分が幼い頃に通っていた幼稚園ですが、知っている先生はほぼいなくなっていて、新しい先生ばかりでした。 幼稚園は基本一人担任で、一年目から自分 …