販売の体験談

箱入り娘、初めてのアルバイトと苦い思い

投稿日:2023年10月17日 更新日:

28歳女、就業中の年齢19歳、退職済。

小学生、中学生、高校生と勉強に励んでいた私ですが、親が「社会勉強の為にバイトをさせよう」と言っていたことと、大学生になると遊ぶためのお金が必要だったので、自分自身もアルバイトをしないといけないと思いました。

求人情報誌を手に取り読むと、家の近所のコンビニエンスストアの求人を見つけたのでそこに応募してみることにしました。

面接に合格し、研修を始めてみたら、コンビニエンスストアのバイト位余裕だと考えていた私に待ち受けていたのは大量のやる事と知らないこと。

コンビニコーヒーの会計すらままならなかった。

おいしいおでんも、準備する側になるととてもではありませんが「面倒を増やさないで」と感じるようになったり、清掃にもルールがあって面倒だとか、品出しも結構多く、トイレ掃除なんてするの!?(たまたま私の入っていた時間帯にトイレ掃除があった)

これらをこなしつつレジの様子を見てお客さんが溜まっているならそちらに向かうなど、思っていた以上にハードでした。

純粋に大きい通りに面した店だからというのもあったのかもしれないけれど。

本当に辛かったのは研修を終えてデビューしてからでした。

業務ではおでんフェアを経験し、おでんを出すのがあまりにも忙しくて発狂寸前になっていました。

オーナーの奥さんの勧めで、「家族にお土産として買っていったら?」と言われて家族におでんを買って帰ったらとても喜ばれて、みんなで一緒におでんを食べなければ「もうやってられない!」となっていたでしょう。

業務以外にも、あるいは一番辛かったのは職場での人間関係でした。

最初のうちは組む相手は年の近い女性や大学の先輩、趣味の合う男性だったのですが、だんだんいわゆる「パートのおばさん」になっていました。

このおばさんが厳しいかつ意地悪な人で、宅急便の受付で受理ボタンを早まって押しそうになったときに手を払われたり、おでん業務をめんどくさいと感じてレジから離れて別の業務をしたことをとがめられて、当時の私は反発心の塊みたいなものだったのもあり無視したら「もう話もしたくない」だの「これからは一人で仕事する」だのクソガキ相手に大人げない発言をされ、私はオーナーに事情を説明したうえで「うざいんだよこのクソBBA」とおばさんを罵りました。

ただこのオーナーもあまりいいオーナーではありませんでした。

学生歓迎と書いていたくせに学生が知らないビジネスマナーを押し付けるような発言が多く、一週間前にテスト前だから休みたいというと二週間前に言わなかったことを厳しく責め立てられ、「初めてのバイト?それなら本でも読んで調べてくればいい」とビジネスマナーなんて知るわけのない大学生に何言ってんだこいつと思ったこともあります。

更に学業が忙しくなり土曜日の授業が発生するから日曜日のシフトを取りやめたいことを伝えたら激しく叱責されてシフトを変えてもらえなかったんです。

一度オーナーの話を挟むことになりましたが、その後私は精神衛生上別の人と仕事することになりました。

しかしやはり相手は「パートのおばさん」でした。

私はとてもげんなりしました。

しばらくはその人相手には何事もなかったのですが、先述の通りオーナーの所為で休日を失ってストレスがどんどん蓄積してしまい、仕事ではなく所作にそのストレスが出て、おばさんに注意されまくって、しまいには仕事を上がったときに、「注意されたくないならちゃんとして」と言われ、この言葉で完全に心が折れてしまい、家に帰ってからはトイレで泣いていました。

そしてもう心が限界に達してしまったのでバイトを辞める決意をしました。

けれどもオーナーに辞めたいことを話すとまた激しく責されました。

何で此処までされなければいけないのか、私は理不尽だと思いました。

そしてその月いっぱいで辞めることになり、最後の日に再会した趣味の合う男性に、次の月から私が居ないことについて聞かれたので、辞めることを伝えたらただ一言「残念です」と言われました。

そうして私の初めてのアルバイトは終わりました。

社会勉強と遊ぶお金のために始めたアルバイトでしたが、私にコンビニエンスストアでのアルバイトへの不信感と、おばさんのことを怖いと思うようになりおばさん嫌いになってしまいました。

そして何より、こんな理不尽な体験をしたので、働くことが怖くてトラウマになってしまいました。

けれども悪い人ばかりではなかったし、私が箱入りで世間知らずだった部分もあったと今になっては思います。

まだこれらの後遺症はのこっています。

他人がアルバイトをしたいと言ったときに、コンビニエンスストア、特にオーナー店は絶対にやめておくように言ったり、スマホを手に取り、「働きたくない ○ぬしかない」「働かないで生きていく方法」「働く トラウマ」などと働くことにマイナスイメージの検索をしてしまうことがあります。

皆さんもブラックバイトにはご注意ください。

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