職業名 アパレル店員
雇用形態 アルバイト
勤続年数 1年
入社時の年収。(ボーナス、インセンティブ含む) 800円
退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む)。 800円
性別 女性
・大学卒業後の進路を変えたブラックアパレルでのアルバイト
私はアパレル業界への就職を希望しており、大学3年生になった時から、アパレルショップでアルバイトをしようと思いました。
近所にあったセレクトショップが求人のチラシを出していたので、面接に行くことに。
店長は30代の女性で、面接の時から雇ってあげるんだからという雰囲気を出していたのが気にかかりました。
なんとかアパレルで働いた経験を履歴書に書きたいと思っていたため、時給の安さや細かな条件は気にしないようにしたんです。
・仕事を押し付けてくる店長
私は飲食店での接客などのバイト経験はありましたが、アパレル業界は初めてです。
店長は、レジの使い方、お客様への提案の仕方などを教えると、初心者でもどんどん売るように指示。
店舗は10畳ちょっとの広さの狭い店舗だったため、一通りの仕事を覚えてからは、シフトも勝手に入れられるようになりました。
学校がある時間をあらかじめ聞かれ、それ以外はどんどん入れてくるようになったんです。
特にイラッとしたのが、クリスマス、祝日はかならず店長は休みになっており、その補填で私や別のバイトの子が入ります。
店長は雇われですが、オーナー社長はかなり店長を可愛がっており休みも店長に一任していました。
シフトでどうしてもと相談すると、「働くには責任があるんだよ。」「遊びの予定なら仕事をしろ。」などと言われるため、シフトにも文句を言えなくなってしました。
・ミスがあると怒鳴る
商品の価格は1万円以上のものが多く、当時、常連さんには売掛の制度で販売することがありました。
そのシステムがややこしく、手書きでノートに書く必要があり、レジの打ち込みを間違えてしまったことがあったんです。
レジからは異音が大きくなり、困った私は休日中の店長へ電話をしました。
店長は「休みなのに何なの?自分で解決して。」と解決策を教えてくれず、オーナーに電話すると、「うーん。わからない。店長に聞いて。」と放置状態です。
なんとかレジをいじっていると直ったのですが、翌日店長は私を呼び出し大激怒。
「もう2度と電話してこないで。」「なんで一度説明したことを理解してないの!」と怒鳴る有様でした。
・売り上げがないことを私のせいにする
セレクトショップは住宅街にあり、30代以上をターゲットにしているため平日の昼間はほとんどお客さんが来ません。
お客さんが来るのは休日か仕事帰りなどの時間帯が多く、私の8時間の勤務中にはお客がゼロということも。
しっかりとノートに客がゼロだったので、売り上げをあげられないと書いたのですが、「お客が入らないのはディスプレイのコーデが悪い。」
と言われました。
それなのに、「1日5万は売り上げてね。」と不可能なノルマを課せられました。
店長一人の時に何人お客が来たのかを確認すると、2人とか書いていて、水増ししていることがわかります。
売りあげが上がらなかった時には、店長やオーナーに愚痴愚痴言われ、「こっちもタダで雇ってるんじゃないから。」など言われる始末。
今となってはパワハラの言葉を毎日かけられていました。
・新商品入荷の整理は閉店後に
新商品が入荷すると、お店を閉店後に箱の開封やハンガーへの掛け直しをさせられました。
「この作業は営業中にできないのですか?」と聞いたら、「この中で作業したら、お客さんに失礼だから。」と言われ、残業代ももらえませんでした。
結構な量を整理するので、その時には1時間以上も残業していたと思います。
当時のバイト代は手渡しだったうえ、契約書等もなく、正しく雇用されていたのか疑問です。
唯一忘年会ではおいしいご飯をごちそうになったのですが、これも「学生だったらこういうとこに来れないでしょ。」とか、「ありがたいと思ってね。」と言われ、結局会社の経費で自分たちも食べているのに本当にイライラしました。
・最後までパワハラな会社
ひどい扱いをされていたため、アパレル業界で働くのはやめ、IT関係の仕事で内定をもらいました。
辞めることを店長とオーナーに伝えると、「売り上げもあげられないから向いてなかったかもね。アパレルは辞めたほうがいい。」
と最後までバカにされました。
今では、アパレルへの憧れを断ち切れたブラック企業に出会って正直よかったと思っています。
まっとうな企業に就職して、パワハラは一度も受けたことはありませんし、いかに異常な会社だったかと思いました。