フード・飲食の体験談

赤字と知らずに入社。給料未払いもある最悪な環境

投稿日:2021年9月23日 更新日:

以前、バリスタをしていた頃に、新しくオープンするコーヒー中心のカフェがあるということで、友人に紹介され入ったカフェ2店舗経営する会社に就職しました。

 

はじめは

わたしが働き始めたカフェの方は全てが新しく自分たちで作り上げていく感じでとても楽しく働き始めたのですが、その後、様々なことがありました。

最初はコーヒー豆を購入する会社から細かに研修を受けたり、もう1店舗との交流会などもあり、明るく自由な雰囲気で働けると信じていました。

その後、初めの予想や期待は大きくうらぎられてしまったのです。

 

まず起こったこと

まず、男性と女性二人で社長と副社長をされていたのですが、とても仲が悪く、途中社長と副社長の役柄が入れ替わり、LINE上で全体に報告がありました。

その後、結局二人は毎日スタッフの前で喧嘩する程になり、おさえきれなかったのか、結局男性の方が辞めることになりました。

面接の際、男性の方が「入社してしばらく経って時給をあげる。」と言っていたのですが、そのことを女性の方に話すと、なかったことにされ、時給は退職するまであがりませんでした。

 

・店舗移動

その後、わたし自身接客が好きだったので、もう一店舗の方がお客さんと接する機会が多いからという理由で店舗を移動することになりました。

店長、副店長候補で頑張ってといいことばかりを言われた記憶があります。

ですが、そちらの店舗は大赤字。

それを周知していたスタッフたちは自分たちが働いた時間さえ、店のために短く記入していました。

しかも何時間も。

おかしいと思ったわたしは時間通り記入しましたが、それを社長に指摘されとても理不尽でした。

社長はスタッフが時間を短めに書いていることにも気付いていたのに、正当に記入しているわたしを指摘したのです。

こういうところが明らかにブラックだと感じました。

長く働いているスタッフも社長のことが嫌いでしたが、お店やお客さまに対しての愛情からこういう行動に至ったのだと思います。

また店長、副店長は給料が2、3か月も遅れていたようでした。

給料日近くになると、LINEで申し訳なさそうに連絡とお詫びがくると言っていました。

こういったことは直接かせめて電話での連絡が現代においてもマナーだと思います。

店長、副店長も心優しい方々でお店の状況を分かっていたので仕方ないと承諾していたのでしょう。

経営のことはわかりませんが、スタッフからするとありえないことです。

他にも、イベント等の話など、「最初言っていた事と話が違う。」というようなことはたくさんありました。

こうも変わっては周りが振り回されて疲れてしまいます。

そういったことが退職したトップの男性も許せなかったのかもしれません。

・退職

様々な分野で色々なことがあり、ほんとう社長には言いたいことはたくさんありました。

半分は伝えられたのですが、最後は穏便にすませたかったのであと半分は言えずモヤモヤして退職を決意しました。

途中秘書みたいなサポート役を雇ってからはいつもその方が子分のようについて、すごくやりにくかったです。

わたしが退職して2か月後、移動した1つのカフェは赤字でどうにも経営がうまくいかなくなり閉じたそうです。

お客さまの質はとてもよく、そのおかげで接客時は仕事がとても楽しかったのですが、社長と、社長のやり方が大嫌いでした。

 

・他の会社と比べて

今まで飲食店は何店舗か働いてきましたが、比べてもひどい方です。

まかないに関してはこちらのカフェでは一回いくらと決められていて、食べた日には〇をつけて月末に計算し支払っていました。

こちら以外ではありがたいことにまかないは無料で提供していただいています。

 

・社長に関して

社長の考え方がころころ変わるので、ランチセットの金額もよく変わり、「この金額じゃお客さんこないでしょ。」と思う程度でした。

わたしが退職後は急にバイキング形式を思いついたようですが、そちらもうまくいかなかったようです。

 

・後から思うこと

一番初めの印象が良かった頃、一人友だちを紹介しましたが、その友だちにとても申し訳なかったです。

スタッフもものすごいキャラの人もいましたが、仲が良く波長が合う者同士で協力しながら業務を行いました。

子持ちのスタッフも多かったのでキッズルームも完備され、子連れのママさんたちはその部分には助かっているようでした。

社長は当たり前のことですが、お客さんや外部の方へはとても良く、一つ仮面をかぶったようでした。

そんな姿を見るのも嫌になっていました。

今まで転職を何度かしていますが、ここだけは辞める時も辞めた後も迷いはなく本当によかったと思っています。

なんだかよくなかったことばかり書いてしまいましたが、一部のメンバーとは楽しい思い出も多く、働いてよかったと言える部分もゼロではないです。

今回ここで勤務したことで、面接の際は、社長を見極める力と、経営状況をできるだけ知ってから会社を選ぼうと思いました。

いろんな意味でいい勉強にもなった会社でしたが、二度と働きたくはないです。

-フード・飲食の体験談
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

接客業は社会人になっても経験が役立つおすすめバイト【居酒屋バイト】

職業名 居酒屋バイト 雇用形態 アルバイト 勤続年数 3年強 入社時の年収。(ボーナス、インセンティブ含む) 時給1050円 退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む)。 時給1300円 性別 男性 …

no image

食品卸の業界は人手不足と長時間労働です

業種 食品総合卸 勤続年数 19年 10年前に退職 男 52歳 現在は独立して飲食店経営をしています。   ・仕事内容 私は、食品総合卸に就職し、店舗部門、管理業務部門を経て営業への配属が決 …

no image

サービス残業とタイムカードの偽装でパートを使い捨て

1番ブラックだったバイト先は、大学生の頃にした駅近のパン屋です。 募集内容には、通う先の大学の最寄り駅でしたが、夕方~22時までの勤務とあり、22時半の終電で余裕で帰れると考え、応募しました。 面接で …

no image

パートなのに残業当たり前。妊娠したら仕事をやめろ

・プロフィール 職種 飲食 雇用形態 パート 勤続年数 3カ月   ・学歴 学生を卒業した後、飲食店の接客と病院内での手術器械の洗浄の仕事を経験しました。 私はこれといった資格は持っていなく …

no image

【体験談】サラリーマンから異業種のパティシエに転職

まったくの異業種から転職して製菓の仕事に就きました。 それまでは会社勤めのサラリーマンでいわゆる営業企画みたいな感じでしたから、急に職人の世界に飛び込むことになったわけですが、さすがに転職当初は思うよ …