美容・理容・サロンの体験談

20代の時、美容系メーカーの事務で働いて得られたこととデメリット

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・自己紹介と仕事内容

私は、新卒で何とかひとつ内定をもらった美容系メーカーの事務として働いていた時期があります。

後に転職をしたため勤続年数は3年、22歳から25歳の間でした。

年収は約300万円ほどで、ボーナスは多少の変動はあったものの10万円ほどもらえることもありました。

ちなみに女性です。

この美容系メーカーの事務での主な仕事は、健康食品や美容商品、化粧品などの注文をお客様から受けた後、伝票を発行して商品を発送することです。

お金の請求もしますし、商品の梱包も私が行っていました。

 

・美容系の仕事に就いて良かったこと

美容系の仕事に就いていてよかったと思うことは、扱う商品が普段自分でも目にするものだったり、実際に使っているものだったことです。

自分の興味がない分野だと、同じように商品を発注していてもきっと馴染みがない分モチベーションが上がらなかったと思います。

お客様から意見をもらったときには、自分でその商品のサンプルを使ってみてより深く理解することもできました。

これらの経験から、ただ事務的に問い合わせに答えるのでなくて、自分の意見も交えて経験談を語れたのは良かったです。

こちらの方が心がこもっていると思いますし、個人的な意見を相手にも強要するほど強く出なければ、大抵は良いアドバイスとなりました。

 

・人間関係は最悪だった

一方、この仕事をしていて嫌だったのは、男の上司がとんでもない人で、モラハラやセクハラを受けていたことです。

私には持病があり、フルタイムで働けずに時短勤務という少し特殊な立ち位置だったのですが、仕事中にその上司と二人きりになるシチュエーションがあるとセクハラをしてくることがありました。

また、自分の意見はどうしても通す人で、職場の全員がその人に従わなければならない現場でした。

皆仕方なくイエスマンになりさがり、何を提案しても却下されるため諦め状態だったのです。

提案したらその考え自体を強く否定され、傷つけられるのはいつも自分だから皆自衛のために口を閉ざしていました。

この上司ひとりのことが原因で、その他の仕事内容や仕事環境は良かったのに私は転職をしたのです。

 

・事務系のスキルが身に着いた

美容系メーカーの事務では、どこの事務職に就いても必要となるであろうofficeの知識がついたのは良かったです。

残念ながら今の職場ではまったく使わないので活かされていませんが、仮に次転職することがあれば一応資格として履歴書には書けます。

3年間働いてきたことは無駄にはならないので、そのときに貯めたお金も大切に使って行こうと思っています。

 

・美容系の仕事に向いている人

私が実際に美容系の仕事をやってみて、この仕事に向いている人とそうでない人の区別はなんとなくついたように思います。

向いているのは、やはり美容や健康、メイクなどに興味がある人ですね。

もともと興味がないのに、そのことについて毎日仕事で向き合うのは結構つらいと思います。

仕事だからと割り切ればやってやれないことはないでしょうけれど、毎日のこととなるなら、そして、どうせ働かなければならないなら興味がある分野に就いた方がよほど楽しいと思うのです。

また、ミスのない丁寧な仕事を迅速にできる人なら、事務職として重宝されると思います。

美容系の仕事に就いたなら美容に関する知識は自然と付いてくると思いますが、事務仕事はある程度最初から向き不向きがあると思うのです。

例えば、数字を入力する際にはミスがないようにしなければたびたびとんでもない数量が出てきたりしてしまい、他の人にも迷惑になってしまいますから、注意力が欠如している人には務まりません。

また、問い合わせに素早く返信するなど、素早い動きがないと会社の信頼を落としてしまいかねないため、自分がされて嫌な遅い対応を人にしない常識力も求められます。

普段からLINEの未読スルーや既読スルーをしない人など、気質や性質が事務に向いていると、仕事はやりやすいでしょう。

 

・転職しても変な人はいる

私はこの美容系の仕事を離れ、転職活動をすることになりました。

同じ業界でもまったく問題はなかったのですが、持病を持ちながらまた美容系の仕事が地元であるかというと、それはとても難しいことだったのです。

仕方なく、学生時代にしていた塾講師の経験を思い出し教育業界へ転職することとなりました。

上司に耐えきれなくて転職をしたわけですが、結局今の職場の上司も悪質な人間でした。

周りの声を聴いていてもわかるのですが、変な人はどこにでもいるようですね。

しかし、少なくとも美容系メーカーの人間関係をリセットすることはできました。

心機一転で今でも教育業で頑張れているので、まあ結果オーライとすべきでしょう。

教育業も興味がまったくない世界ではなかったことや、昔仕事をして慣れていたことから今でもくらいついています。

もし、これから美容系の仕事に就く方がいるならば、良い人間関係を築ける職場であることを願います。

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