現在30代半ばの主婦です。
25歳から29歳の4年半ほどの間、雑貨店の接客業として働いていました。
はじめはアルバイトとして入社しましたが、1年半くらい働いた後、正社員として雇用されました。
年収は200万程度と低めでしたが、念願の雑貨店での勤務は私にとってとても良い経験になっています。
今回は、私の雑貨店で接客業として勤務した経験を少しお話したいと思います。
・雑貨店で働くまでの経歴
私は、美術系の大学を卒業後、製造業に就職しました。
製造業は、黙々と作業できるので、人見知りでおとなしい自分にとってはピッタリの仕事でした。
モノづくりが好きだから、自分には何も問題がありませんでした。
ただ、毎日淡々と仕事をこなしていると、このままずっと同じことをしているのか…、と漠然とした不安を抱くようになりました。
私が就職した会社は転職して入社してきた人も多く、周囲の人と話をしていると自分はまだまだ未熟で経験値が少ないと感じました。
また、全然違う業種から転職してきた人の話を聞くと、仕事へのやりがいを感じているように思いました。
私にはこの時、仕事へのやりがいはあまり感じていなくて、淡々と日々を過ごしていただけだったため、うらやましく感じてしまったのです。
何か自分にしかできないことをしたい。
そう思うようになり、3年くらい務めた会社を退職する決意をしました。
・雑貨店で働くまでに考えたこと
退職することが決まったとき、私はずっと働いてみたいなと思っていた場所がありました。
それが就職することになった雑貨店です。
そのお店は私が住んでいる地域とは少し離れた場所にあったのですが、何度か訪れたことがありました。
広い店内には多くの商品が取りそろえられたお店です。
気軽に購入できる商品からデザイン性に優れた商品、ギフトにも使える高級商品なども取りそろえたお店でした。
あのお店のような場所で働いてみたいと漠然と思っていました。
もちろん、転職サイトや求人情報サイトなどをチェックしていましたが、ここ!と思える求人はありませんでした。
そんな時、雑貨店のHPをチェックしてみると、求人情報が出ていることに気づきました。
ほかに気になる求人もなかったため、思い切って連絡をしてみると、すぐに面接が決まったのでした。
・未経験で接客業スタート
面接後、すぐに採用が決まりました。
ただ、アルバイトとしての採用でした。
私は大学在学中も接客業を行ったことがなかったので、本当に未経験でのスタートです。
なので、最初はお客様への声かけも恥ずかしさや人見知りを発揮してしまいうまくいかないことも多くありました。
ただ、高級商材を扱う店舗ではなかったので、緊張や恥ずかしさは少しずつなくなりました。
人見知りも、仕事だからと割り切ると意外とすぐに問題がなくなりました。
雑貨店では、レジ打ちや商品の補充などが業務のメインでしたが、仕入れした商品の納品チェックもありました。
アルバイトのうちは特にこの仕事がメインです。
お客様対応と納品チェックは同時に行わなければならず、はじめは納品チェックに集中しすぎてお客様対応に気づかないこともありました。
はじめのころは失敗も多くありましたが、だんだんと自分の中でも余裕ができると失敗も減りました。
それから1年経過した頃に正社員に昇格。
それからは商品の仕入れ業務も担うようになりました。
これから発売される商品情報もいち早く知ることができるので、私は仕入れ業務が好きでした。
何が売れているのか、今後何が売れるのかということも予測して行わなければならない点は難しさもありましたが、面白みを感じていました。
・接客業に向いている人は?
接客業は全くの未経験だった私。
特に人見知りもありましたが、仕事と割り切ることで人見知りを克服しました。
人とのコミュニケーションに不安を持っていても、私のように割り切ることで問題解決することもできると思います。
また、商品の仕入れや管理など、お客様と関わらない業務も多いです。
むしろPCスキルやその時の流行や商品の売れ行き予測といったスキルも必要になります。
そして、ディスプレーにはセンスも必要です。
このように様々な業務があるので、どんな人でもやりがいを感じられるのではないでしょうか。
私は4年半ほどの期間、雑貨店で接客業につき、これまで学ぶことができなかったことを得ることができたと思います。