私は非常勤講師を半年、常勤講師として小学校で、2年働いた経験があります。
それぞれについて、解説していきたいと思います。
まず非常勤講師について
1、非常勤講師の待遇。
非常勤講師には、私の地方自治体では1週間に20時間勤務するのと、30時間勤務する契約があります。
時給で換算すると、だいたい2000円位でした。
交通費は上限があります。
上限が1万2千円程度でした。
私は小学校から随分離れていたので、バイクで通っていました。
おそらく車で通ったら、ガソリン代で赤字になっていたと思います。
2.私が非常勤講師として働いたときの話
私が非常勤講師として、はじめての小学校に勤務したのは10月の秋のことでした。
教育委員会に、講師登録に行くととにかく先生が足りないと言う話を聞きました。
それから、いくつか候補のあるうちの1番人手が足りない小学校に派遣されました。
私は最初は少人数指導と言う、担任の先生が算数を教えていてそれを補助するような役割のポジションでした。
しかし私が主に入っていた4年生の教室で、とある男の子の暴力により担任が2回年内に交代し、ついには教頭先生が担任をしなければならなくなりました。
私は非常勤講師なので、担任をすることができなくて、教科だけを指導することになりました。
私が4年生のどの教科を教えていたかと言うと、算数、社会、国語の3教科です。
とにかくそのクラスはそこの小学校で1番問題のあるクラスで、1人発達障害の男の子がいて、少しでも注意をすると暴れたり、噛みついたりして担任だった女の先生は足があざだらけになっていました。
3、職場の人間関係について
そこの小学校は、子供たちは大変だったのですが、先生方が本当に素晴らしい人たちばかりで、心から尊敬できる人たちに会うことができ、そんな小学校でしたがなんとか乗り切ることができました。
朝職員室に入ると、皆さん元気な声と笑顔で気持ちよく挨拶してくれました。
私自身教員などやっていけるのかどうか不安だったのですが、校長先生や周囲の先生からたくさんの励ましの言葉をいただき、自信をつけることができました。
感謝でいっぱいです。
常勤講師として働いた話。
1.常勤講師の待遇
給料は非常勤講師の時とは比べ物にならないほど、たくさんのお給料をいただくことができました。
私は36歳で教師として働くことになったので、今までの経験を考慮していただき、最初から少し高めのお給料をいただくことができました。
年収で言うと、400万円程度です。
年休は、1年で合計して二十日間もらうことができました。
私は担任ではなかったので、ある程度空き時間が多く、空いた時間でたくさん年休を取ることができました。
おやすみや給料の面では私は満足しています。
2.職場の人間関係について
私が最初勤めた学校とは正反対で、子供は本当にいい子たちばかりだったのですが、先生方の人間関係があまり取れておらず、私自身はこの学校で1番何が大変だったかと言うと、子供の相手ではなく、学校の先生との人間関係でした。
愚痴や不満を言うつもりはなく、率先して私から笑顔で明るくあいさつをするようにしたり、いろいろな先生に積極的に話しかけて人間関係を作るよう努めてきました。
1つ感じたのは、街と田舎の小学校では全然違うと言うこと。
実はこの学校は私の母校です。
昔は気がつかなかったのですが、人間が閉鎖的なところがあり、本来小学校の先生は転勤を繰り返して、いろいろな学校で経験を積むのですが、田舎だと数少ない学校をただ移動するだけで、同じ顔ぶれの人たちと勤務することが多いです。
町の小学校は、たくさん小学校があり、人の流入が多いので、先生方や保護者の方がコミュニケーション能力が高いように感じました。
まぁこれは小学校に限らず、街と田舎の違いだと思います。
3.私が実際に働いた役職について。
私は1学期算数の少人数指導をした後、半年後妊娠をしていた先生が産休を取ったので、内部で移動があり私は体育を専門に教える先生になりました。
私は担任はしませんでした。
体育専科と言う役職につきました。
仕事自体は夏のプールの時期はかなり体力を消耗しましたが、授業時間自体はかなり少なく残業はほとんどすることがありませんでした。
学校の先生の残業と言うのは、やはり担任の先生になると、どうしても残らなければならない仕事があります。
担任の先生以外であれば、管理職を除いて早めに帰れるのではないかと私は思います。
4. 大きなトラブル
私が経験した、1番の大きな問題は体育の時間の事故です。
私は主に低学年と中学年を教えていたので、体がまだできておらず、また話も集中して聞けない子が多いので、本当に大変でした。
その中で、例えば走っていて体育館の壁に勢い余ってタッチをして、骨が折れたりした子がいました。
そうなると、私の責任になってしまいます。
走っていて体育館の壁にタッチをすると言う動作は普通だと思いますが、それで骨が折れてしまうような子がいるわけです。
そうなると、人間関係の取れていない担任の先生だったりすると、厄介なことになります。