ケーキづくり、お弁当のおかずづくり、パン製造など数々の食品工場で派遣の仕事をしたことがあります。
それぞれの実際に働いた経験、良かったことやブラックなことなどを紹介していきます。
●良かったこと:食品をもらえることが
パン工場で働いたときは、パンをもらうことができることがありました。
一日見続けたものなので、当日はもう見たくないという感じですが、帰ってからゆっくりして食べることができるので、嬉しいものでした。
●悪いこと、人によってはいいこと:朝が早い
食品工場の開始時間は、朝が早いです。
通常のデスクワークだと9時開始とか10時開始が普通であると思うのですが、食品工場の場合には8時開始などは普通にあります。
さらに、作業服に着替えたり準備が必要なので、実際には7時台に行っていなければならないという状態です。
朝が苦手という人には、マイナスポイントかもしれません。
しかし、朝早く起きられて規則正しくなるという点ではいい点かもしれません。
さらに、始まるのが早いので終わるのも17時など早く終わります。
一日のうちに、明るいうちに終わるので、仕事が終わったあとに、時間がありプライベートの時間を充実させることができます。
●悪いこと:飽きる
食品工場の仕事は、単調な仕事がずっと続きます。
下手したら8時間ずっと、流れてくるケーキの上にイチゴを置き続けるなんていう仕事もあります。
はじめの1時間くらいは新鮮なのですが、すぐに飽きてしまいます。
そして、同じ作業の繰り返しなので、流れる時間がとってもゆっくりになってしまいます。
クリエイティブなことというのは、全くないため、気持ちがすさんでくるというマイナス点もあります。
しかし人によっては、簡単な作業だけで給料がもらえるので、嬉しいという人もいるかもしれません。
●離れた場所だと最寄り駅から無料のバスがある
駅から離れたところに工場があることは多く、そういう場合には、最寄り駅から無料のバスが出ています。
少し、空気のいいところに建っていることが多いので、バスに乗りながら遠足気分になります。
食品工場の仕事は、毎回、違う食品工場に行っていたので、毎回、朝は、何の仕事だろうと興味津々ではあります。
テレビなどでも工場見学というコーナーがあるくらいなので、はじめは、とても楽しいです。
ただ、単純作業が延々と続くため、途中から何を自分はしているのだろうという気分になってきます。
うまく、隣がおばちゃんとかだと、会話をしながらできるので気分転換になります。
話しながらやっていると、時間はあっという間に過ぎていきます。
●食品工場は、女性が多い
男性にとってはうれしいですが、食品工場は女性が多いです。
特におばちゃんが多いです。
やはりおばちゃんだと世間話ができるのでありがたいです。
単純作業も、話をしながらだととても楽しくできてしまいます。
おばちゃんと世間話をするだけで給料ももらえるとなるとかなり嬉しい仕事になります。
しかし、運悪く誰も話さないようなところや、話をすることができない状況だと地獄です。
単純作業をしながら、自分は何をやっているのだろうの連続になっていきます。
●悪いこと:その食品が一時的に嫌いになる
はじめは、食品工場にいくと美味しそうなものに囲まれて幸せ、という気分になります。
しかし続けて3時間5時間と時間が経過していくとどんなに美味しそうなものであっても嫌いになっていきます。
もう見たくないという気分になってくるのです。
食品工場では大体、何時間かは同じレーンに配置されます。
そして、一日に1回か2回はレーンの場所が変えられます。
場所が変わったときは、とても新鮮な気持ちになります。
●良い点:終わった後の達成感は半端ない
食品工場の仕事を終えた後の達成感は半端ないです。
達成感というか、解放された感覚といったほうがいいかもしれませんが。
デスクワークの仕事もしたことがありますが、比べても食品工場の仕事の達成感は半端ないです。
私服に着替えるときの喜びというのも、ひとしおです。
一日中同じ仕事をしているので、このときには、もうかなり仲良くなっている人がいます。
帰りのバスでは、話が盛り上がりながら帰ることがよくありました。
しかし日によっては、誰とも話さないで終わる日もあります。
そんな日でも、仕事が終わったときの解放感をかなり楽しんでいます。
●仕事が終わればフリー
食品工場の仕事は、その工場の中でしか仕事ができないので、とにかく仕事が終われば自由です。
デスクワークのように、自宅に仕事を持ち帰ってなどということは全くありません。
家に帰ってプライベートな時間になれば、完全に自由を満喫していました。
以上が、食品工場で働いての実体験、よかったこと、悪かったことなどです。
他の仕事と比べても、食品工場の仕事はややブラックぎみかなと思います。
カイジを思い出すような仕事環境です。
ポイントは、話す人を見つけるということだと思います。