「良かったこと・たのしかったこと」
試作の製造ということで、うまくいかないことの方が多くあるが、お客様からの要望を叶えることが使命であり1パーセントの可能性があるかぎり答えを導き出すことを求められる。
今までの経験から洗い出し問題の真因を追求しtryを繰り返しお客様が求めていたもの完成させた瞬間とその商品をみてお客様が感動し感謝の言葉をかけられたときこの仕事をやっていて良かったと思う。
またうまくいかなかったプロセスを踏まえて完成させた時のやりがいや達成感はなんとも言えず、楽しさを感じる瞬間でもある。
「やめたくなったこと」
残業をして稼ぐという会社の風習があり基本給がかなり低めに設定されている。
だが試作の会社ということで、新しい販売がないと仕事がないため業務の差が激しく、忙しい時は残業が多く暇なときは残業が少なくなりそれに伴い給料も広い範囲で差があるので生活のバランスを保つのが少し大変。
また昇給も毎年あるが雀の涙程度で全く給料が上がらない。
さらに去年から親会社の経営方針が変わり試作の生産数の見直しが行われ仕事の量が激減した。
そのため残業が減ったのはもちろん、定時割れする日や会社に行っても全く仕事がない日が続きアルバイトをしなければ生計がたてられないほど厳しい状況になってしまいこのままではいけないと転職を決意した。
「環境」
鉄・アルミを削るため塵肺になる危険性はある。
食堂などもあるが昔の会社なので綺麗ではなく古びているので綺麗さを求めてはならない。
「仕事環境」
割と早い段階で一人立ちはさせてもらえる。
仕事内容的には溶接や、鉄・アルミの板金加工。手に職はつくかと言われると特殊な分野なので違うところで生かせるような技術はつかないイメージ。
だが溶接や、板金技術に関しては世界に誇れるものが技術として身に付くので職人になれる環境である。
昇格に関しては、特に何ができるから昇格をすると言った明確な基準がないので班長より仕事のできる平社員が多くおり、グループとしての、マネジメントなどは全く機能していない。
基本トップダウンなので作業現場員がこうしたいという意見があったとしての上の決断で全て決まってしまうので最悪な場合は上が決めたやりにくいやり方で作業をやらなければならない。
「人間関係」
人間関係は、変な人はいるもののかなり良好だと思う。
年齢が近い人はあまりいなかったが仕事で困ったときはすぐに手を差し伸べてくれたり、ヒントを与えてくれる人が多く困ったときに相談ですぐできる環境が整っている。
仕事以外の時でも飲み会にいったりと課内での関係はとても良い。
ただ部署同士は多少ギクシャクしており、お互い自分たちがよければそれでよしの風潮があるのか手を取り合って寄り添うということはないので会社としてのチームワークはあまりないと感じた。
そう言ったことで部署の垣根を超えた会などを開催して風と通しの良い職場作りに力を入れていた。
「辛かったこと」
入社2年目に新しく導入されるロボットの立ち上げ担当者に任命された。
まだ製品のことも完璧に認識できていない状態だったのですごく不安だった。
案の定上司からもあいつで大丈夫なのかと不安な声もあがっており懸念されていた。
そんな中立ち上げは始まっていきただひたすら業者の言うことをメモして必死にやるしかなかった。
会社からは3ヶ月で業務を覚えて内製で行えるようにしたいと言われていたが業務を一人立ちできるレベルになるには業者基準で約1年はかかると言われており、残されている時間で覚えるには可能なのかとすごく不安に思っていた。
だが上司を見返してやりたい、その一心で仕事後も一人で残り残業で反復練習、復習して3ヶ月で完璧にできるよう努力しました。
その結果初めは一人での立ち上げにかなりの時間がかかっていたが今では自分なに改善し自社に特化した立ち上げ方法をあみだし業者の立ち上げ時間より早く立ち上げできるようになりました。
今では後輩に教える立場になっており自分が教えていただいていたときにいまいち分かりにくかったところをどうすれば分かりやすいく伝えられるか考えながら教えています。
辛かった経験でしたが今となっては若いうちにいい経験ができたと感謝しています。
「収入」
基本給は高卒現場仕事の平均くらい。
残業がなければ年収360万くらいで福利厚生は扶養手当・通勤手当・家賃手当などあるが微々たるもので家庭を持ち出すち持つと給料的に少し厳しくなるイメージ。
「向いている人」
新規立ち上げ以外は量産になるので同じことの繰り返しが苦にならない人、高重量を扱うので体力に自信がある人。
忙しいときは残業が多くなるためこちらも体力に自信がある人。
図面をみて再現していかなければならないので細かい作業が得意な人。
物作りが好きでプラモデルや工作が得意な人。
たまにパソコン業務があるためエクセルの知識がある人。