【プロフィール】
属性:現在30代前半、男性、都内住み
学歴:国立大学・大学院卒業
職業名:営業職(Web広告代理店/社員数30~40名程度の中規模)
雇用形態:正社員
勤続:2年半(27~29歳の期間)
年収:400~700万円(固定給25万円+成果報酬20~70万、ボーナスなし)
【お仕事体験談】
・どんな仕事をしていたか?
Web広告代理店の営業職をしていました。
広告主と広告出稿メディアの間に立ち、より成果を出すための施策提案を行っていました。
広告主側に対しては、クライアントの新規顧客獲得を目的としたWeb広告の出稿を提案し、広告出稿メディア側には、収益性の高い案件のご提案や出稿後のサポートを行いました。
・この仕事についた経緯は?
20代半ばでネットワークビジネスにハマり借金が膨らんでしまったため、通常の給料だけでは回らなくなり、”頑張った分”収入が上がる働き方をしたかったこともあり、固定給+成果報酬型の給与形態を求めて転職活動をしました。
また、Web広告であれば伸び盛りの業界で、大きく稼げる可能性を感じたため選択しました。
・どのように成果を出していったか?
会社全体として売上の9割以上が、予算をお預かりするのではなく、獲得件数に応じての成果報酬型の売上構成であり不安定でありました。
入社当初は前職の経験を活かし、テレアポでの新規獲得に注力したことで、入社後2か月間は毎日新規顧客へのアポイントを取得できた。
また、短期的な売上ではなく、長期でクライアント・広告出稿メディアと関係を構築することに注力し、広告を出稿していただくメディアには「○○くんだから」と案件を実施していただく機会が増えました。
・この仕事をしていて良かったこと、楽しかったことは?
とにかく成果を出せば出すほど、給料が上がっていったことです。
最も高い時には固定給25万円に加えて、成果給70万円となり、約100万円近い給料(額面)を受け取ることができました。
また関わる業種が多いため、常に新しい情報に触れることができ刺激的な日々を過ごすことができました。
・逆にこの仕事をしていて辛かったこと、辞めたくなったことは?
広告業界というのは、月によってクライアントが使う予算の波が大きいため、なかなか売り上げが安定せず毎月の給料が伸び悩んだことです。
その間に後輩やほかのメンバーがどんどん成果を出し、給料を上げていく姿を見ているのは辛かったです。
しかし、一度大きな成果を出すと楽しくなってくるため、常に辞めたいと思うほどではありませんでした。
・この仕事はブラック?ホワイト?
本人の捉え方次第かと思います。
成果が出なければ給料は上がらないため、どれだけ働いても増えないことをブラックという人もいます。
しかし、逆を言えば成果さえ出せば何も言われないため、自由に働くことができます。
・この仕事に向いている人は?
一言で言うなら「人間関係を大切にできる人」であると思います。
Web広告の”代理業”という仕事は、正直いなくても成り立つ仕事です。
あくまで広告を出したい人と出してくれる人を繋ぐ役目のため、いかにそれ以上の価値を出せるかがポイントになります。
「○○君だから、この案件をお願いしたい」と言われる営業マンになれるかが売上向上には大切な要素です。
・なぜ辞めたのか?
Web広告の業界は、どの業界とも関わりがあるため、多種多様な業種のクライアントと取引を行います。
その時働いていた会社は、主に健康食品やエステサロンなどのクリーンな業種だけではなく、情報商材や出会い系サイトなど一般的にはあまり好まれない業種の案件も多くありました。
自分自身が今後もずっとそうした業界に関わっていくことが誇らしく思えなくなってしまったため、個人的なプライベートな事情も含めて退職を選択しました。