・プロフィール
職業名 医療事務
雇用形態 アルバイト
勤続年数 2年
入社時の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 年収は約150万円、時給は1000円でした。アルバイトなのでボーナスや手当は一切支給されませんでした。
退職前の年収(ボーナス、インセンティブ含む) 年収は180万円、時給は1200円にアップしました。入社時と同じくボーナスや手当はありません。
性別 女性
・働いていたのは地元の小さなクリニック
私が働いたのは地方の小さな地域密着型のクリニックで、主に内科と皮膚科を担当しているところでした。
アルバイトとして採用されて医療事務として受付業務や保険請求業務、患者さんの対応を主に任されていました。
ときには看護師さんのサポートをするなど、医療事務以外でも業務を任されることも。
・職場の環境と業務内容
人手不足ということもあり、とにかく業務は多岐に渡ります。
予約受付や患者様のカルテ管理、保険の確認、レセプトの作成なども含まれていました。
クリニックの規模が小さかったのに、一人当たりの業務量はとてつもなく多く、効率よく、スピーディーに処理しなければならない状況が続きました。
・働いてみて
長時間労働がきつかったです。
クリニックでの勤務時間が午前9時から午後3時まででしたが、実際には残業が多くて勤務終了時間を超えることもしばしば。
帰宅時間が午後6時を過ぎることが頻繁にありました。
残業代はほぼ支給されず、勤務時間が長くなるとその分だけプライベートの時間が圧迫される最悪の状況でした。
・クレーム対応も
働いていたときには、理不尽なクレームを受けることがありました。
ある日診療の予約時間に遅れた患者さんが怒り心頭で来院し、私に対して「どうしてこんなに待たせるのか」と激しくクレームを言ってきました。
ですが実際には患者さんの遅刻が原因で、待機時間の延長は診療所の責任ではありませんでした。
それでも、私はなんとか冷静になろうと事情を説明して謝罪も同時にしましたが、説明に納得してくれたものの、怒りは収まらないようでした。
理不尽なことで怒鳴られることもしばしばあり、精神的にかなり疲れました。
クレーム処理がいかにストレスフルかを実感しました。
・人間関係の問題も
職場の雰囲気は非常に悪く、スタッフ間のコミュニケーションもぎこちなく、時折無視されることもありました。
特にベテランの女性スタッフが新人に対して厳しく、精神的にプレッシャーを感じることが多かったです。
自分の業務がミスなくこなせるようになっても、次から次へと新たな業務が追加されるため、常に緊張感を持ち続ける必要がありました。
女性同士のマウントを取り合う独特の雰囲気もあり、職場に行くのが辛い時期もありました。
・待遇について
給与は時間給で残業代はほとんど無かったので、月収は非常に低くかったです。
正直、生活に困窮することがありました。
ボーナスや手当は全く支給されず、福利厚生もほとんど整っていませんでした。
歩いて行ける距離だったこともありますが交通費の支給もなかったため、収入は低いままでした。
・休憩が取れないことも
やることがとにかく多いので休憩時間を削って作業をしなければならず、業務が立て込むと昼休みもまともに取れないことがありました。
昼休みの時間が15分しか取れないこともあり、食事を取る時間が十分に確保できないことがしばしばありました。
また病気や怪我でも半ば無理矢理勤務しなければならない状態で、とてもつらかったです。
・最終的には辞める決意を
2年ほどの勤務をして、この職場を辞める決断をしました。
精神的にも肉体的にも非常に厳しい環境でしたし、健康を害する前に退職することが最善だと判断しました。
後から知ったことですが、他のスタッフも同じように感じていたようで、定期的にスタッフの入れ替わりが多い職場でした。
半年に一度は誰かが辞めるペースだと思っていたので、想像通りでもありました。
自分は持ったほうだと思います。
医療事務の仕事自体はやりがいのある素晴らしい仕事だとは思いますが、とにかく疲れます。
人間関係も女性ばかりの職場なので、複雑です。
自分の意思をしっかりと持って、周りに振り回されずに淡々と仕事をこなせる人が向いていると思います。