【大変だけどやり甲斐のある仕事】
私は短期大学を卒業してすぐに、保育園に就職し保育士になりました。
学生の頃に保育実習に行っていた保育園に就職することが決まり、不安も少しありましたが、馴染みのある保育園でもあったので、頑張ろうと思いました。
保育士として就職してからは、毎日自分のクラスの子どもたちと生活を共にし、給食を食べたり、園庭で遊んだり、お昼寝で子どもを寝かしつけたり、子どもにとっての親代わりとして、責任を持って子どもに接していました。
子どもに毎日接していると、自分の子どものようにとても可愛くて、自分に懐いてくれる子どもたちが、とても愛おしかったです。
言うことを聞いてくれない子や、自由に動き回ってやんちゃな子もいましたが、自分が愛情を持って対応していると、子どもたちも理解してわかってくれるので、保育士は大変だけど、とてもやり甲斐のある仕事だと思います。
子どもたちの日々の成長を見届けられるのは、保育士として本当に嬉しいことです。
【保育士の仕事で大変だったこと】
毎日一緒に歌を唄ったり、お遊戯をしたり、夏にはプールに入ったり、外遊びの時は特に、子どもたちの安全にも配慮しなければいけないので、とても大変な仕事でした。
子どもがお昼寝をしている間も、一人一人の連絡ノートを書いたり、子どもが帰ってからもいろんな準備をしたり、部屋の壁面飾りを制作したり、しなければいけない事がたくさんあり、初めの頃は特に大変でした。
子どもたちのご両親との会話やコミュニケーションの取り方に悩んだこともありました。
慣れるまでに時間がかかりましたが、子どもたちのご両親は、当たり前のことなのですが、自分の子どもの事を1番に考えて、行動されたり話されたりするので、その気持ちを理解し、会話をすることによって、お互いの信頼関係を築くことができるようになりました。
保育士の仕事で1番プレッシャーだったのは、毎日の保育カリキュラムを考えなければいけなかったことです。
自分のクラスは2人で複数担任だったので、もう1人の先生と交代でリーダーと補助をするので、自分がリーダーになった時、何をしたら良いのか考えるのにとても苦労しました。
ピアノもあまり得意なほうではなかったので、子どもたちが歌う曲を伴奏するための練習も、とても大変でした。
【保育士を辞めたいと思ったことも】
元々子どもはすごく大好きだったのですが、保育士という仕事の責任の重さに負けそうになり、辞めたいと思った事も何度もありました。
自分の責任感が強すぎる性格上、保育士という仕事は向いていないのではないかと、よく考えるようになりました。
当時は何もわからず、一生懸命だったので、負担を感じていたのかもしれません。
もっと楽な気持ちで保育士という仕事に向き合えていたらよかったのではと、今では思っています。
【保育士さんに感謝】
現在は保育士ではありませんが、自分に子どもが生まれ、母という立場になってからは、保育士をされている先生方を見ると、本当に感謝しかなく、とても尊敬しています。
保育士は、身体的にも精神的にもとても大変な仕事だと思います。
そんな大変な中、子どもたちに優しく、愛を持って接してくださる先生たちに、とても感謝の日々でした。
子育て期間中は、保育士の先生方にとても助けられました。
子どもにとっても、無くてはならない存在だったと思います。
【保育士として過ごした幸せな時間】
現在は保育士とはまったく違う仕事をしていますが、保育士として過ごした時間は、本当に良い経験になったと思っています。
保育士をして子どもたちと過ごした貴重な時間は、今でも一生忘れられない思い出となっています。
保育士を辞めてからも、時々その当時の事をふと思い出すことがあり、自分が受け持った子どもたちは、今どんな風に成長しているんだろうと、大きくなった姿を思い描いたりすることがあります。
一緒にお散歩に行った時や、一緒にラジオ体操をした時、一緒に遠足に行った時など、子どもたちの嬉しそうな顔が、今でも浮かんできます。
子どもたちと保育園で過ごした時間は、辛いことやしんどいこともありましたが、それ以上に、楽しかったことや嬉しかったこともたくさんあり、とても幸せでした。
【未来の保育士さんへ】
現在保育士になりたいという夢を持って、一生懸命勉強されている方は、たくさんいらっしゃると思います。
保育実習やピアノの練習など、とても大変だと思いますが、保育士は本当にやり甲斐のある仕事です。
保育士さんは、未来の子どもたちにとって本当に大切な存在なので、保育士を目指しておられる方は、頑張って素敵な保育士さんになってほしいと願っています。
未来の子どもたちの大切な成長のために、愛情と幸せを与えてくれる保育士という存在は、本当に貴重だと思います。
可愛い子どもたちと一緒に、保育園で楽しい思い出をたくさん作ってほしいと思います。