私が働いた食品工場。
私は派遣従業員として、香川県の西部にあるいくつかの食品工場に、日雇いとして数ヶ月働いた経験があります。
香川県西部には、パスタやうどんなどの食品工場がたくさん集中しており、いつも求人が出ています。
派遣で働くと、日によって毎回派遣される、食品工場が変わるため、それぞれの食品工場について総括した話をしていきたいと思います。
食品工場で働いて困ったこと。
食品工場でライン作業をするときに困ったことがありました。
ほとんどライン作業をするときは、女性の方が多いのでベルト・コンベアの高さが低く、ずっと同じ高さで作業するのが、男性の方にはきついと思います。
私はずっとその高さの作業で初日働いていたので、気分が悪くなり、班長に伝えたところ別の作業をやらせてもらえることになりました。
トイレに行くたびに、手洗いや体についた異物を取り除くために、ローラーで体のゴミを丁寧に取り除く作業が非常に面倒で、また休憩時間が短いのにそうした異物混入を防ぐための作業が時間がかかるので、それが困ったと言うより、一番面倒な事でした。
食品工場の人間関係について。
食品工場でも、まぁ色々な人がいますが、まぁ概ねコミュニケーション能力が低い人が多いと思います。
ちなみにその食品工場は、他の食品工場もほとんど同じだと思いますが、日雇いの派遣従業員をほとんど雇っていました。
難しい仕事ではないので、1日でと言うより最初の10分で覚えられる作業がほとんどです。
私がLINE作業をしていた時に、ベルト・コンベアの高さで貧血で気持ち悪くなったとき対応してもらった女性の班長は、優しかったので、適切な対応をしてもらうことができました。
休憩時間は、やはり工場の人たちなので、会話が得意なのではないのか、休憩室では誰も話さず、ずっと無言でした。
あとおそらく、それだけではなく日雇いの派遣従業員を雇っているために、人間関係ができていないのではないのかと思います。
ただ仕事上、人間関係をしっかり作る必要はあまりないと思います。
そこの食品工場では、出勤してから異物混入を防ぐための作業や手洗いをした後、ラインに入り、その後はひたすら単純作業が続くので、しかもそれらの作業によって人と会話する必要もないので、特に困った事はありませんでした。
会話をすると言ったら、作業が終わった後に仕事から帰る前、作業場の清掃をすることだと思います。
あと、ネパールから来た外国人労働者がいたのですが、私より勤務態度が良くなかったのに、彼らはあまり怒られることがありませんでした。
私は海外で長年働いていたので、外国人労働者と仲良くなったのですが、日本人は直接、彼らには何も言わず、私にだけ言いたいことを何でも行ってきました。
それは本当に腹立たしかったです。
食品工場で働いて嫌だと思ったこと。
派遣の日雇いで時間があったときはそこで働いていました。
出勤時間は8時なのですが、30分前に出勤しなければならず、その30分間は無給でした。
どうして30分前に出勤しなければいけないかと言うと、食品工場で1番やってはいけないことが食品への異物混入です。
そのため、異物混入を防ぐために、服装や、手洗いなど、工場内に入る前に入念な異物混入を防ぐ1連の作業過程があり、それにずいぶん時間を費やしてしまうのです。
その時間は、給料には含まれないので、それは改善すべきではないのかと、私は思いました。
香川県西部には先ほども言った通りたくさんの食品工場があるんですが、ある食品工場は本当にブラックで、ほとんど派遣従業員に休憩も与えず一日18時間働かせたりします。
休憩がそのうち、1時間半を3分割して与えられます。
つまり、まぁおおよそ職場に20時間拘束されることになります。
既に労働基準法に違反していると思うのですが、いまだにそういうことが普通に放置されています。
私はその異常な長時間労働をしてくる麺類の食品工場では1度だけ働いたことがありますが、その食品工場は人間関係も最悪でした。
まぁもともと工場なので、人間関係はよろしくないのですが、その中でもその長時間労働を強要してくる会社はひどいものでした。
食品工場で働いてよかったこと
すぐにお金が欲しい人は、これらの食品工場で働くと良いかもしれません。
仕事が終わったその日に、すぐにお給料をもらうことができました。
大体、時給で1000円から1100円程度だったので、香川県の平均時給から比べるとまぁ高い方ではないのかと私は思います。
食品工場で働くのが向いている人
実際に具体的にどんな仕事をするのかと言うと、先ほども言った通りLINE作業なのですが、カップに入った麺を持ち上げてそこに異物が混入されていないか見るだけの仕事だったり、おかずのかまぼこやえび天ぷらをその上に乗せていくと言う本当に単純な作業です。
なので、こうした作業をずっと続けられるような人であれば良いのではないでしょうか。