※そもそも仕事の奪い合い
私がアルバイトで植木や庭を手入れする職人になろうとしていた時期の話なんですが、そもそも植木の手入れとか庭の手入れですが、ガーデニングブームとかの影響もあり、誰でも植木とか庭の手入れをすることができるため以前は仕事を頼んでくれていたお得意様も仕事を頼まなくなっています。
となると新規に顧客を獲得するためにする仕事と言えばビラ配りです。
当然、ビラを配っている最中に給料なんて出ませんし、アルバイトの仕事です。
当の植木や庭師の職人本人は何をしているかという扉配りを手伝ってもくれませんしテレビを見ていたりパチンコに行ってたりします。
ですからビラを配りお客様が興味を持ってくれてもマーケティングをするにはアルバイトですから顧客が獲得できないと怒られる上、罵声を浴びせられることもあります。
※給料日は有って無い様な物
植木や庭師の職人の仕事はお客さんの家に行き仕事をして初めてお金をもらいます。
よそ様の家で庭や植木の手入れをして得た報酬をかき集めて始めて給料になります。
これが恐ろしい点で、親方自らも仕事をしていますので本来であればその報酬も一度提出して皆で分け与えないといけないのですが、報酬を提出せずそのまま自分が使うと言うことを平気でしてました。
植木や庭の手入れの1軒あたりの報酬ですが、多い場合ですと1回当たり10万くらいの所もあり少なくても3万円は取れるため3万から10万円の報酬の分け前をそのまま取られている事になります。
もちろん、それを知っているアルバイトと喧嘩になりますが、そういったときに限り買収されている正社員が出てきて親方はどこかに行きます。
正社員も同じ様にアルバイトが得るはずだった報酬を親方と同じ様なやり方で本来得るはずのアルバイトの報酬をピンはねしているため乱闘になることはしょっちゅうでした。
しかも全部の給料を使い果たしているらしく請求できないため相手の社員をボコボコにするくらいしかできないため気楽に働くことができるような職場では無かったです。
※老後にできる仕事ではない
アルバイトとして正社員として60歳を過ぎた人が気楽に仕事ができる仕事と思い仕事に応募してくることが多いのですが、全然気楽に仕事をするような仕事では無いですし、ただ働き同然の日もあります。
よっぽど職人と言う肩書きを欲しがらなければ多分、庭師なんてならないです。
と言うのも、庭師と呼ばれる免許を取るためには誰か職人と呼ばれる人につき指導を仰ぐことで免許を取る準備ができると言うだけで実は庭を手入れする仕事自体は素人の人でも出来るため、需要は無いです。
ただ、本当にプロであるかどうかで、庭を整備するために肥料をきちんと選ぶことができるかどうかなどがプロとそうで無い人との違いですので庭を手入れする仕事自体は誰でもできるため、最近ではシルバー人材派遣センターで購入を受けて庭の手入れをする仕事に就く60歳過ぎの人も多いはずです。
私の場合は、農業関係の学校で庭師になるための勉強をしていたので仕方なく庭師の仕事をしていましたが将来性は無いに等しいと感じてからは転職をしました。
というのも、自分が今度親方になった際、会社を経営して回すことができるかどうかを考えた際、この親方と同じことをしてアルバイトに押し付けるような未来が見えたため、仕事が嫌になりやめたといっても良いです。
職人と言う肩書きがあっても仕事が無いんじゃあどうしようもありませんし、将来性が無いと判断したため、とっとと資格だけ取り退散した方が身の為です。
再度、庭師の仕事がピックアップされ必要になった際、免許を持ち再度庭師になればよいだけですから、わざわざ、仕事が不安定なときに庭師になり仕事をする必要など無いと判断したため、同じ様に免許を取得するだけして庭師にならなかった人も結構いたように思います。
※怪我をしても自分のせい
庭師の仕事をするにあたり、高い所に昇り仕事をするのですが、転落した際、手当てなんて付きませんし、治療費も自腹です。
会社は何もしてくれませんでした。
よっぽどの怪我をして裁判にでもなら無い限り、会社から治療費を出してくれることは無いです。
そのため、高所での作業で嫌いな社員を蹴倒して落とすようなことも平気でするアルバイトもいたりします。
脚立とかで仕事をするため、脚立の脚を足で払うだけでも十分バランスを崩すことができるため、社員さんで給料を持ち逃げしていた社員なんかは結構アルバイトからも嫌われていて大怪我をすることもありました。
退院した社員が今度は似たようなことをアルバイトにするわけですから幾ら自己責任でも相手に対しわざと怪我を負わせようとするような職場で働きたいかどうかを聞かれると働きたいとは思わなくなります。
資格取得にあたりいたと言うだけでそれ以外で収入として考えた場合おすすめはできない仕事です。
※最後に
庭師の仕事全部がこのようにブラックではないと思いますが、どうしてもブラックにならざるを得ないのが現状です。
やろうと思えば誰でもできる仕事な上、専門の学校を出ている人たちの方が現役の庭師よりも知識が豊富なため、そこでもトラブルが起きることが多いため、アホらしくなりやめていく人も多いです。