・着換えに時間が掛かる割に休み時間が無い
私が働いたことがあるサンドイッチ工場では着換えにとても時間が掛かります。
空気がふき出すクリーンルームを通って作業現場に行くためまず着換えに大体10分程度、移動に同じ10分程度を掛けて職場に行きます。
何故、クリーンルームを通るの?とかクリーンルームまで完備している必要性あるの?と思われるでしょうが私が働いていた会社はとにかく衛生環境作りと言う物が厳しく、着替えた上で手指の消毒を行い、その手指も手袋をしたうえで消毒を行うという徹底ぶりです。
これをクリーンルームに入る前と入って職場の前の扉の前でも行います。
ここまでやっても残念ながら問題のある商品と言うのは出てしまうらしいです。
そして休み時間が無いという話ですが、これは休み時間はお昼休憩のみしかないという意味です。
ええ、と思われるでしょうが10分休憩とかそんなものはないです。
トイレに行きたくなったらどうするの?と思われるでしょうがよほどのことが無い限りトイレに行くことが出来ず、この点については面接でトイレに頻繁にいくかどうかを聞かれます。
嘘を言っていないかということも念入りに聞かれますので多分ですが、トイレに行く時間が長い、例えば過敏性の胃腸トラブルを抱えている人はいらないと面接で言っているのだと思われます。
面接でそんなにいかないと言いますと昼休み以外トイレは行けず、そのトイレも昼休みに混雑するため、場合によっては昼休みが1時間ですがトイレに並ぶだけで終わることもあります。
・基本指示は拡声器で行うが聞き取れない場合もある
サンドイッチ作りの中身の具を変更することもある為、そうした指示が来る場合、私が働いていた工場では拡声器を使ってました。
工場監督官なる人物が拡声器にて中身の具が変わる度、切り方及びパックの仕方などを切り替えろという指示が飛びます。
私の働いていた工場では、すべてのラインを切り替えることが出来ると言う物を採用していて様々なサンドイッチを作ります。
例えばコンビニに並んでいるようなビニールにパックしたやつの他、パンがクロワッサンだったり、バターロールのようなパンだったりと様々なものに対応できるようしているため指示が飛べば即座に切り替えて食材を切りパンも切るのです。
パンを切る人が一番楽で、何故ならどんなパンが持ち込まれたかを見ればおおよそ指示が聞こえなくても対応できるため簡単なんです。
ですが一番難しいのが野菜を切る人で拡声器から出る指示を聞くしかないんですが聞き取れないこともあるんです。
そうなるとどうなるか、間違った切り方を全員が行う為出来上がったサンドイッチは異なった切り方をしたサンドイッチとなりアウトです。
こうなると再度野菜を取り出し切り直しをします。
その為、コンビニなどで購入したサンドイッチの中にある野菜が物凄く小さいのは多分きり間違えた食材を再利用したからなのかもしれないです。
・年功序列が強すぎる
ここが私が嫌になってやめた部分でとても年功序列が強すぎ、年齢が若い人物と言うのはまず偉い役職みたいなものになれないです。
ここで言う役職と言うのは形だけのもので例えば班長みたいなものです。
本来はこの班長と呼ぶ人物の拡声器から飛ぶ指示を把握しておく必要があるんですが、班長は年齢層が高い人物が主ですので中には耳が悪い人物もおり指示を聞いてない人もいるんです。
じゃあ、指示を聞けなくて失敗したら班長のせいじゃないかとなるのが普通なんですが、指示を飛ばす側の人間も同じような年齢層の人たち何で変にそこで団結していて若い世代の人たちが割を食うので馬鹿らしくなり辞めていったのです。
私もそんな一人で30代のころ働きましたが、あまりにも横柄で指示を聞いてない人物がリーダーであることに不満を持ち働いている若い世代たちでクーデターを起こして辞めました。
クーデター内容は班長を替えろと言う内容で改善が見られなかったため全員で辞めたのです。
辞めた人数は10人程度だったと思います。
・クーデターが起きても変わらない体質に問題あり
3時間程度クーデターが起きて現場が止まっていても残念ながら私が働いていた工場では年齢層が高い人物たちのほうが多いということで、要求は受け入れられず若者たちが去るという結果になりました。
私としてはこの結果については残念であると思えるうえでやはり横柄な人物が班長であるというのは仕事をしていてしんどいだけでブラックだったと思います。
住み込みで働くタイプではないがゆえに、毎日仕事をするわけではなかったのが幸いな所。
これが毎日だった場合、もっと悲惨なことになってた可能性もあります。
食材を切る包丁もあれば卵を茹でる大型の鍋もあるわけですから、安全な職場かと言われるとそうではないという意味です。
ちなみに何故年功序列が起きるかを考えたことがあるんですが、多分、年齢層が高い人物が多いのでそれに合わせたほうがまとまるという考えがある為、若い世代は辞めていくのだと感じました。
まあ、工場としても10人程度しかいない若者より60人以上いる年長者のほうが良いということなんだと思います。