自己紹介
私は2年ほど前にサンドイッチやオードブルを作る食品工場に3年くらいアルバイトで働いていました。
それまで食品工場で働いたことはなく未経験者として働きはじめました。
働きはじめた動機
それまで接客業をしていてお客さんと話したり、クレーム対応することが嫌になりその仕事を辞めました。
次に働くところは誰とも話す必要がなく黙々と仕事をし、時間になれば帰ることができる。
そんな職場を探し食品工場を選びました。
もちろん食べることは好きですし、身近なものがいいと思ったことも理由の一つです。
働きはじめて
職安で仕事を探していると「初心者大歓迎」「誰でもすぐに働けます」そんなことを書いていて当時の工場に面接に行きました。
未経験だということも伝えましたが、すぐに合格し、案外誰でもすぐに働けるんだなという印象でした。
私が最初に働きはじめた部署はサンドイッチを作るラインの作業をするところでした。
レタスや照り焼きチキンといったサンドイッチの具材をひたすら載せていく作業でした。
良かったこと
簡単な作業だったのですぐに仕事は覚えることができました。
1週間くらいすると慣れてきて要領よく作業をすることを考えたりして最初は楽しく仕事をしていました。
そして私が前職で煩わしかった接客をすることのストレスもなく、仕事のこと以外ではほかの人と話すこともなかったので対人関係でのストレスはなく私には向いている仕事だなと思いました。
またそこで製造している食品を食べることができたり、定価より安く買えることもできたり食べることが好きな私にとってとても嬉しかったです。
悪かったこと
やはり体力的に厳しかったことです。
基本作業は立ちっぱなしでするのでまず足腰が痛くなりました。
また自分の作業の手際が悪いと次の作業をする人の迷惑にもなるので単純作業ではありましたが長時間集中して作業をするのは疲れました。
あと食品を扱っているので工場内の気温は低く寒かったです。
厚着をしたりして防寒対策はしてるのですが手先を使うような仕事だったので体が温まるようなことはありませんでした。
私は頻尿に悩まされていたので、トイレに行く時が困りました。
出勤前や休憩には必ずトイレに行っておくのですが、それでも寒い工場内で作業しているとトイレに行きたくなることが多く、その度に責任者を呼んで代わってもらうのは申し訳ない気持ちでした。
あとは、ずっと同じ作業を淡々と繰り返ししているだけなので時間が経つのが遅く感じてしまいます。
途中で眠たくなってくることもあったりしましたが、なんとか我慢してがんばりました。
あとは繁忙期の時や人員不足の時は倒れそうなくらい忙しかったことです。
年末やお盆、ゴールデンウィークなど製品がよく売れる時には人員を多くしたシフトを組んでいても、ものすごく忙しかったです。休む暇もなく働いている状態でした。
またその職場には小さい子どもがいる主婦の人も多く働いていたので、子どもが急に熱が出たとか、学校に呼ばれたとかという理由で急に休まれることも多く、急にシフトを組み直すこともできなかったので負担は残された人にかかってしまい大変でした。
働いてみた感想
正直、最初に思っていたよりは甘くない仕事でした。
人と接することがない仕事がしたくて実際人と接することのストレスはありませんでしたが、それゆえに何かロボットになってしまったような気分になることも多かったです。
1日誰とも会話しなかった。そんな日も1日や2日ではありませんでした。
もちろんそれを望んだのですが、少し虚しくなることもありました。
給料についてはあまり満足できませんでした。
通常の作業なら割はいいと思えるのですが、急遽人員が減った時や繁忙期などは若干給料もよくはなりましたが、しんどさと比べると割は合わないと感じました。
また私の工場の話ですが、交通費が出なくて交通費は自費だったので厳しかったです。
最初に確認しなかった私も悪かったのですが、給料明細をみて気づいた時はものすごくショックだったのを覚えています。
前職では当たり前に交通費が出ていたのでもらえるだろうと思っていた私が悪いのですが・・・
仕事時間については朝出勤して夕方には帰るというシフトでした。
残業することもあまりなくて帰ることができていたのでその点は満足です。
あと身なりには人一倍気をつけていました。
爪や髪はもちろん清潔にしておかなければいけませんし、私はしていませんでしたが、ピアスや指輪などのアクセサリーは禁止です、作業をする時は、帽子、マスク、ビニールエプロン、ビニール手袋、長靴を装着。
そのあとはエアーで体についている埃やゴミを除去、コロコロクリーナーやアルコールでの手洗いは念入りにしました。
最後に
今はまた別の職種で働いています。
食品工場は自分に向いていると思って働いてみましたが、だめでした。
嫌なところを多く書いてしまいましたが、楽しくできたこともあります。
工場に向いている人もいると思うので一度働いてみるのが一番かもしれません。