「テレアポはきつい」「テレアポは病む」
多くの人がテレアポの仕事にこのようなイメージを持ってると思います。
今回は、テレアポの仕事が「きつい」「病む」と言われる理由と、やりがいやメリットを同時にご紹介したいと思います。
『テレアポってどんな仕事?』
テレアポとは、「テレフォンアポインター」を省略した言葉であり、主に電話営業を行う仕事です。
顧客の新規獲得をしてアポイントを取り、訪問販売のチャンスを得るお仕事になります。
アポインターになるにあたって詳しい専門知識は必要ありませんが、トーク力や丁寧な言葉遣い、聞き取りやすい声など電話業務ならではのスキルは必要です。
『テレアポがきつい・病むと言われる理由は?』
まず、多くのテレアポが新規開拓にあたります。
お客さん側からすれば、突然知らない会社から電話営業がくるということですので、迷惑がられることがほとんどです。
その際に、怒鳴られたり話を一切聞いてもらえずに電話を切られてしまったりすることが「テレアポはきつい」と言われる理由の1つです。
また、すべてのテレアポが数字として明確なノルマが設定されているわけではないのですが、ノルマがなくてもアポイントの獲得数が全体の平均や会社の求める数を下回っているとプレッシャーをかけられてしまうことも少なくありません。
獲得数によってランキング順位付けされることもあり、自分の結果や周りとの差が数字としてはっきり見えてしまうので、そういった点でメンタル的にきついと感じる人が多いのでしょう。
『テレアポのやりがいは?テレアポならではのメリットはあるの?』
きついと言われるテレアポですが、もちろんやりがいや、楽しいと思える瞬間もあります。
まずやりがいは、上記できつい理由の一つとして挙げた「結果が数字で明確にわかること」です。
これはもちろん、結果が良好でなければきつい理由になりますが、結果が良好な時はモチベーションを高める材料にもなり得ます。
やればやった分だけ、はっきり数字で成果が現れるのは営業ならではですよね。
そして、実はテレアポには多くの会社で「インセンティブ制度」があります。
インセンティブとは、簡単に言えばボーナス・ご褒美です。
1アポイントごとにインセンティブを設定している会社もあれば、会社の期待するアポイント数を獲得できたり、ランキング上位に入ればインセンティブを出すなど条件は様々ですが、時給や月給のほかに頑張った分の褒美として給料が上乗せされることがあるのです。
このインセンティブを得るために必死に頑張るアポインターは沢山いるはずです。
実は私もその1人で、インセンティブ欲しさに精一杯電話した結果、1か月目でランキング1位を獲得し無事にインセンティブをいただけました。
実力主義ではありますが、努力がお給料に直に反映されるのは魅力的かと思います。
また、テレアポのメリットはトーク力が身につくことです。
顔が見えない分、声・言葉だけで案内したい商材の良さを伝えなければならないお仕事ですのでトーク力はかなり重要になります。
そして、新規開拓なこともありほとんどの顧客が最初はアポインターを怪しみます。
まず顧客の心を開いてから、商材を魅力的に案内して、アポイントをとる。
この一連の流れって結構難しく、一筋縄ではいきませんし、会社から渡されたトークスクリプトをただ棒読みしていればアポイントがとれるわけでもありません。
声のトーン・声色、呼吸、間の取り方など、アポインターそれぞれが自分に合ったトークを模索し、自分のトーク力を武器として営業をかけます。
1日何時間と電話をかけているうちに、自分の話し方の癖や悪いところ、自分の声色にあった話し方やアピール方法などに気づくことができ、自分のトーク力の向上を感じると電話が楽しくなってきます。
人と接して生きていく上で、トーク力は持ってるに越したことのない強い武器になるので、テレアポでトーク力を身に着けることで転職にも生かせるでしょう。
『テレアポはどんな人が向いてるの?』
テレアポに向いている人は、
・人と話すのが好きな人
・負けず嫌いな人
・向上心がある人
です。
まず第一に、ずっと人と話してる仕事なので人と話すのが嫌いな人よりは、好きな人のほうが向いています。
そして、負けず嫌いな人。
これは、先ほども書きましたが結果が数字で見えるのでランキング形式で発表されずとも他のアポインターの結果と自分の結果を簡単に比較できる環境なことが多いです。
悪い結果を見て落ち込まず、次は絶対勝つぞ!という気持ちで仕事に打ち込める方のほうが楽しく仕事ができると思いますし、結果もついてきます。
向上心がある人というのは、現状に満足せず常にスキルアップを目指してお仕事ができる人ということです。
アポインターがアポを取らないと、担当の営業さんに商材を売り込みに行く機会を作ってあげることができません。
1件でも多くのアポイントを取るぞ!という気持ちで毎回頑張れるような方のほうが、会社側もアポインター側もお互いに気持ちよく仕事ができます。
『さいごに』
テレアポがきつい・病むと言われる理由と、やりがいやメリット、向いてる人についてお伝えしました。
テレアポをしようと思ってる人や仕事の実態について知りたい人の助けになるような情報を伝えられていたら幸いです。